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いよいよ3回目!threezeroの魅力とは? / 林田球 インタビュー vol.03

香港のフィギュアメーカーthree Zeroより、ドロヘドロの主人公『カイマン』の1/6アクションフィギュアが発売決定! 2/8(SUN)に開催されたWonderFestival 2015[Winter]での展示発表も大好評!3A/threeZeroの大ファンでもある原作者・林田球のインタビューVol.3をお届けしちゃいます。今回は「3A / threezeroの魅力」について伺いました。

(1月某日/林田球アトリエにて)

text:メチクロ[MHz inc.]

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メチクロ(以下:メチ):球さんが、threezero/3Aのフィギュアを買い始めたのはいつ頃からなんですか?

林田球(以下:林田):正確な時期は忘れましたが…ワンフェスの個人ディーラーさんから、特殊部隊の洋服セットを買ったのが最初ですね。特殊部隊のフィギュアを延々集めていた時期があって、すごく高かった記憶があるんですけど、出来が良かったので買いました。

メチ:特殊部隊のアクションフィギュアは、『メディコムトイ』を皮切りに『ドラゴン』など様々なメーカーが参戦して、一気に充実しだした時期がありましたね。

林田:それまでのミリタリーフィギュアは、レトロな題材のものが多かったので興味が湧かなかったのですが、現代の装備が出てきたあたりから好きになってきましたね。私は小林源文さんの漫画が好きなので、ミリオタではないけど自分でも描いてみたいな。という気持ちがあって、資料なども買っていました。特殊部隊専門誌の中にフィギュアのコーナーも小さくあったので興味を持ち始めたんです。

メチ:『特殊部隊専門誌』っていう時点で興味をそそられまくるのですが(笑)…ちなみに、その本は今でも健在ですか?

林田:はい。たぶん、この辺かな?

『特殊部隊本』ミリオンムック/2000年7月

『特殊部隊本』ミリオンムック/2000年7月

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メチ:表紙からして重厚ですねー。非常にそそられます。

林田:threezeroの記事もありますね。私が買ったのはコレかな? あっ。このスニーカーは今でも持っています!

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メチ:こうやって振り返ってみると…『エイリアン』から『特殊部隊』へと繋がるフィギュア遍歴こそが、ドロヘドロの主人公を産み出した原点なのだなー。と改めて感じます。当時の『香港トイ』のイメージは、マイケル・ラウを筆頭とするデザイナーズフィギュアでしたよね。そんな中で、threezeroの特殊部隊シリーズに惹かれていったあたり、球さんの個性が際立ちますね。

林田:パッケージに印字されているthreezeroのマークも印象的で「かっこいいなー。他とは違うなー。」と思ってました。でも、店には売ってないし…買い方も特殊だしで、それ以降はなかなか買えてなかったんですね。その後に『3A』というアシュレイ・ウッドのシリーズが登場して、国内のお店でも取り扱われるようになったので、買い始めました。

メチ:このアトリエに飾られている『3A』フィギュアは、数量的にも厳選されているように見受けられますが、本当はもっと沢山買ってますよね? リミテッドなアイテムばかりなので、購入するのも大変でしょうに。

林田:それでも、日本で普通に買えるものは少なかったので、注文出来ずに画像だけ保存して眺めたりしてましたよ。がんばって買ったは良いけど、大きすぎて飾れないからメチクロさんに渡したりということも数回ありましたよね(笑)。

メチ:「お前はオモチャ問屋か !?」 ってくらいデカい荷物が届くことがありましたね(笑)。でも、3Aのアイテムは、気付いた時にはSOLD OUT。というものばかりだったので僕は嬉しかったです。そんなミステリアスなブランドイメージにも刺激を受けましたよね。ところで、threezero/3Aのフェイバリットは、どのアイテムなんですか?

林田:最近買った中では『KILLZONE』の『ハズマット・トルーパー』が本当に好きです。ゲームはそんなにプレイしてないんですが、資料集とか攻略本とかを持っているくらい好きなので、このフィギュアも予約して買いました。届いたばかりの頃は、普通に立たせても今ひとつピンとこなくて…「凄く好きなのにおかしいなー。」と思ってたんですが、頭を少し頷かせる姿勢がベストポジションだということに気付いて、ココ数ヶ月は手元に近いところで飾ってますね。最高に良いんだなコレが。

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メチ:たまらないですね。全体のバランスもスゴく良い…。最近のアクションフィギュアがスーパーリアルな方向にどんどん進んでいる中で、threezero/3Aの独自なテイストに惹かれる理由はどんなところだと感じますか?

林田:そうですね…。なんか家具っぽいっていうのかな? 部屋の中でポンと飾っておくのに適してると思います。

メチ:それは同感です。僕の中にもフィギュア版『不気味の谷』があって、再現性という意味での『スーパーリアル』を目指すほど死体に近づくというか…実存性を失ってゆくような感覚がありますね。アートに例えるならば『高解像度を誇る人物写真』と『マチエールが豊かな人物画』の差というのかな…。「どちらを部屋に飾りたいか?」と問われたら、やはり後者なんですよね。僕も球さんも、フィギュアの好みがポージング無しの『素立ち派』なので、感情や躍動感の表現が抑えめな静的なモノを好む一方で、質感や実用性に関しては徹底的なほどにこだわる。その辺が家具などに近い嗜好なのかもしれないですね。

林田:うんうん。

メチ:ポージングから髪先までくるくるふわふわさせた『浮遊感』全開の女性フィギュアが流行しているのとは真逆の嗜好なので、とても生きづらいのですが(笑)。…とにかく、この感じ。汚れだらけで素立ちでガックリした雰囲気が好きなんですよね。

林田:はい。これがベストなガックリです(笑)

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次回更新は2/27[金]予定 Vol.4「threezero版カイマンフィギュアについて」をお届けします。