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threezeroからのカイマンフィギュア発売に向けて連載中! / 林田球 インタビュー vol.02

香港のフィギュアメーカーthreezeroより、ドロヘドロの主人公『カイマン』の1/6アクションフィギュアが発売決定! 2/8(SUN)に開催されたWonderFestival 2015[Winter]での展示発表も大好評!3A/threezeroの大ファンでもある原作者・林田球のインタビューVol.2をお届けしちゃいます。今回は、作画資料としてのフィギュアについて伺いました。
(1月某日/林田球アトリエにて)


text:メチクロ[MHz inc.]

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マンガの資料はフィギュア

メチクロ(以下:メチ):こちらは執筆用の部屋なのですが、パッと見えるところにはフィギュアの姿が見当たりませんね。本棚に3Aのコレクションが並んでいるくらいかな。このへんは今回の仕事を始めるにあたって3Aから頂いたヤツですか?

林田球(以下:林田):はい。カイマン・フィギュアの監修で3Aのアイテムを良く使うので、見えるところに飾ってますね。ちなみに、作画資料用のフィギュアは全て棚の中に入ってます。

メチ:わあ…。大型のシェルフにフィギュアをギュウギュウに詰め込んでる人、世界中探しても球さんだけだと思いますよ(笑)。引き出しの中に1/6フィギュアが大量に詰め込まれている状況は凄まじいですねえ。

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林田:こっちの棚にはパーツだけがワーッと入ってます。最近やっと分類が出来ました。

メチ:これまた物騒ですね(笑)。武器・装備・手・生首…といったモチーフが綺麗に仕分けられているので脳みそが混乱しています。ちなみに、BISLEYのスチールラックは書類を入れる為のモノですよ(笑)。

林田:いや、BISLEYはこの為のモノなんです(笑)。

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メチ:球さんは、作画をする際に、画像や写真のトレースはほとんどしないんですよね。

林田:机の上にフィギュアの手や靴やナイフがバラバラって置かれていることが多くて、それを見ながら描いていますね。『心(ドロヘドロのキャラ)』の金槌は実物を見ながら描いてます。

メチ:新しいキャラクターを執筆する前に、自分でフィギュアを工作してデザインを検討するっていうのは本当ですか?

林田:はい。『地下地下(※138°E / ワニマガジンで執筆された新作)』を描く前にも、バージと大佐の2体をツギハギで作りました。この棚の中に入ってますよ。

メチ:バージも大佐も、凄くオリジナリティのあるキャラだけど、フィギュアパーツの組み合わせでデザインされたとは想像出来ない。絶妙すぎます。大佐のパンツも有りモノなんですか?

林田:パイロットのジャンプスーツですね。ミリタリーの知識ゼロでやってるので、小物なども理屈に合わないぶら下げ方とかしてると思います。私は本当に着せ替え人形の延長でやっちゃうんです。顔も塗っちゃいましたし…。随分と怖い顔にされちゃった(笑)。

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メチ:幼少の頃からのお話に繋げると、球さんにとっての『マンガ』は、お人形遊びの延長にあるように感じますね。よく、「女性が『ドロヘドロ』を描いてることが信じられない。」といった声を耳にしますが、「自分が作ったキャラを使って、マンガでお人形遊びをやりたいだけなんだよ」って解説すれば腑に落ちるかもしれない。

林田:そうかもしれないですね。今となっては実際の人形では遊ばないですけど、マンガもその延長かもしれません。

メチ:ついでにオトナな解釈でまとめると、球さんにとってのフィギュアは、作画の為に使われる資料なので、完全に経費で落とすことが可能ですね。紙とペンとインクとフィギュアで描いてるマンガだと。

林田:はい。堂々と経費だと言えますね。

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次回更新は2/20[金]予定 Vol.3「3A / threezeroの魅力」をお届けします。