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threezeroからカイマンフィギュア発売 / 林田球 インタビュー vol.01

香港のフィギュアメーカーthreezeroより、ドロヘドロの主人公『カイマン』の1/6アクションフィギュアが発売決定! 2/8(SUN)に開催されるWonderFestival 2015[Winter]での展示発表に先駆けて、3A/threezeroの大ファンでもある原作者・林田球のインタビューをお届けしちゃいます。
(1月某日/林田球アトリエにて)


Text : メチクロ[MHz inc.]

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エイリアンに取り憑かれる

メチクロ (以下:メチ):早速ですが、球さんのフィギュア原体験はいつ頃なんですか?

林田球 (以下:林田):幼稚園くらいの時に、スターウォーズ3[EP6]を観に連れて行ってもらって、その時に小さいイウォークのフィギュアを買って貰ったのが最初かな?

メチ:ケナーから出てたヤツ?

林田:そうそう。たぶんそうです!まだあると思いますよ。(コレクション部屋に探しに行く…)

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林田:これが私の初フィギュアです。すぐに部品を無くしちゃったので、今では何者だか解らないですが、なかなか出来が良いので取っておきたいなという感じで残ってます。

メチ:オールドケナーということは、今では結構なプレミアなのに、かなり遊んだんですね(笑)。

林田:はい。私は大昔からフィギュアは開けて遊ぶ派なんです(笑)。

メチ:こうやって剥き身でイウォークを眺めてみると、キリオン(ドロヘドロのキャラ)に似てますね。幼児体験の影響力は強いなあ…。しかし、当時の子供が好きだったバンダイ系のオモチャではなくて、いきなりスターウォーズだったところがオモシロい。女の子なのに(笑)。

林田:小さい頃はウルトラマンとか仮面ライダーも好きだったので、その辺も買って貰ってた気がしますよ。リモコンでギーギー動くゴジラのオモチャも記憶にありますね。あと、バービーちゃんも好きだったので大量に持ってました。ようするに人形が好きなんですよ。服が着せ替えられる人形は当時から本当に好きでした。

メチ:バービーとかも大好きだったんですね。チョット安心しました(笑)。その後の多感な時期にもフィギュア好きは続いたんですか?

林田:小学校3年生の時に『エイリアン2』が公開されて、渋谷のSEED(THE SEED HALL)の最上階で開催されていた展覧会にも連れて行ってもらったんです。そこに展示されていたでっかいエイリアンを観た時に…。

メチ:おおっ。小3で、1/1の等身大フィギュアに出会ってしまったと…。これは危ない予感しかしない。

林田:はい(笑)。「あれが欲しい!」と、ガラスケースの前でしばらくボーっとしてました。それからエイリアンを求めて、買えるものから探し始めたんです。

メチ:幸か不幸か、小学生にしてエイリアン・コレクターになってしまったというわけですね(笑)。でも、80年代当時は、エイリアンのフィギュアといっても、今と比べてアイテム数はそれほど無かったハズだし、インターネットも無かったしで、探すのも大変そうですね。

林田:コレクターと言って良いかどうか解らないですけど、取り憑かれたように買っていたのは間違いないです。確か、ツクダホビーから出てたやつから買って行ったのかな? とにかくビッグチャップが好きだったので、ひたすら探しまわって手当たり次第という感じです。ホビージャパンに載っていれば本も買うし、アメトイのお店を延々回って、見つけ次第買ってました。

メチ:僕はお仕事でココに来ることが多いので知ってますが、エイリアンのコレクションに関しては、つい最近までエグいことになってましたよね。執筆用のデスクとエイリアンしかない仕事部屋でした(笑)。

林田:昔はお金が限られてますから選んでましたけど、自分で稼ぐようになってからは歯止めが利かない…。出来が良いから10個買っちゃえ!ということもありました。震災前までの仕事部屋は、天井の下まで真っ黒っていう状態でしたね(笑)。それが震災で相当な数壊れたんです。特にスタチュー系はバラバラになりました。

メチ:今の新しい仕事場を見渡す限り、エイリアン関連のアイテムは他のフィギュアに紛れている数体しか見当たりません。スタチューが壊れただけにしては、かなりの数が減っていますよね。何か心境の変化があったんですか?

林田:はい。これぞまさに探し求めていたヤツ!というくらい完璧なアルティメットのフィギュアがあったんですが、ある日、ギーガーのサイン入りのポスターが風であおられて…そのフィギュアが地面に落ちてバラバラになったんです。その数日後にギーガーが階段から転落して亡くなってしまったことも重なって、いったんエイリアンは止めておこう…。ってなりました。いつかまた修復して飾ろうかなーとは思ってますが、まだ傷心な感じです。

メチ:それは衝撃的…。その出来事が、今の収納方法にも繋がってる気がしますね。ほとんどのフィギュアが引き戸付きのスチールラックやシェルフに圧縮陳列されてる。

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メチ:かなり間引かれたとはいえ、エイリアンのコレクション以外も沢山ありますね。こうやって見渡すと、1/6のアクションフィギュアに混ざって、小ぶりなNECA社のアイテムが多い。今でもフィギュア全般をチェックし続けているんですか?

林田:フィギュアに関しては、エイリアンに限らず「出来が良ければ買う」っていう感じです。NECAのフィギュアに関しては確かに多いですね。とにかく頑丈!落下と段ボールでの移動に強いんです。震災の時でもほぼ壊れなかったです。私は必ず箱から開けて触るので、脆くないっていうポイントは重要なんです。

メチ:ここはあくまでもコピー機専用の部屋なので、1つのスチール棚に収まってますが、執筆用の部屋のシェルフには違った感じで収納されてますよね。用途が違うんですか?

林田:ほぼ資料ですね。フィギュアを観ながら描くというスタイルは、マンガを描き始めた頃から全然変わってないです。

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次回更新は2/13[金]予定 Vol.2「マンガの資料はフィギュア」をお届けします。
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